アウフヘーベン

先日ブログで紹介した、飯田さんと宮台さんの対談本ですが、思ったよりとても面白かった。
高校生のころからリベラリズムの動きには多大な関心とシンパシーを持ってきましたが、他方でぬぐえない違和感がありました。
でも、この本を読んで、知的世界の世代交代を感じました。
私が傾倒した本多勝一と同様の視線を持ちながら、
全く異なるアプローチで実際の世界を変えようとする世代が登場していたことに、
非常に新鮮な驚きと刺激を受けました。
従前からの二項対立的な図式では解決できなかったことが、すべての関係者を巻き込んで新しいことをしようとする人々によっては可能であるのかもしれない、と
期待を抱きました。
知的アウフヘーベンをこの目で見ることができるなんて、まさか・・・?